ライブレポ|Kraftwerk@オーチャードホール 2019/04/19

2019/4/19(金)に、Kraftwerkの単独来日公演に行ってきました!
東京4/16~19、大阪4/22の合計5日間の公演でした。

私がクラフトワークを観るのは、2014年のソニマニ以来2回目でした。
あのときも3Dメガネが配られましたが、今回はどう変わるのかな…?変わらないのかな…?と楽しみにしていました。

何より、本サイトの名前"Musique Non Stop"は、何を隠そうクラフトワークの曲名から頂戴しているのです…!
これは観ないわけにはいかない、となんとかチケットを取りました。

そんなクラフトワークのライブについてレポート・感想を書きます。


チケット争奪戦

新聞やら街中やらTwitter広告やら、色々なところで今回の公演の宣伝がされていました。
宣伝が大々的だった効果なのか、発売開始後は数分でチケットが売り切れていました。

しかし、なぜか公演2週間前くらいにローチケで一瞬チケットが復活したのです。
運良くそのときローチケをチェックしていたので、無事チケットを手に入れることができました。

この現象は"ローチケの放流"と呼ばれているそうで、キャンセル分や開放席分が突如現れることがあるそうです。
皆さんもチケットがなくて嘆いているときは、ローチケをこまめにチェックすると良いと思います。

会場の様子

会場は渋谷から徒歩10分ほどにある、Bunkamuraオーチャードホール。
普段はクラシックのコンサートによく使われるようで、入り口からして格式高い雰囲気がありました。
入場するとすぐに3Dメガネをスタッフに手渡されます。
格式高い会場の雰囲気と、3Dメガネという、なかなか起こらないであろうコンビネーション。
3Dメガネのケースには、ちゃんと参加した公演日が印刷されています。


今回はS席(13000円)とA席(12000円)の販売がありました。
私はA席を購入したところ、オーチャードホール2階の1番後ろの席でした。


武道館などでよくある硬い椅子でなく、ふかふかの椅子です。
最後尾なので後ろもいなくて、ゆったり背をもたれることができました。映画館に来たような気分になります。

セットリスト

  1. Numbers / Computer World
  2. It's More Fun to Compute / Home Computer
  3. Computer Love
  4. The Man-Machine
  5. Spacelab
  6. The Model
  7. Neon Lights
  8. Autobahn
  9. Geiger Counter / Radioactivity
  10. Electric Café
  11. Tour de France / Prologue / Étape 1 / Chrono / Étape 2v
  12. Trans-Europe Express / Metal on Metal / Abzug

    アンコール
  13. The Robots
  14. Pocket Calculator / Dentaku
  15. Aéro Dynamik
  16. Planet of Visions
  17. Boing Boom Tschak / Techno Pop / Music Non Stop

感想

  • 3Dの使い方が地味でかわいい
    2014年のソニマニで観たときと同じ映像も多かったです。

    3Dというと壮大で迫力のある映像をイメージする方も多いと思いますが、彼等はそんな使い方はしません。
    微妙に浮き出てる?あ、ちょっと立体感あるね、くらいの使い方がほとんどでした。

    一番面白かったのは、Computer WorldでデスクトップPC(古い型)が浮き出る演出。
    こんなやつです。
    "えっ…地味……シュール……笑"
    となりました。

    電卓のボタンが微妙に立体的だったり、車が走るだけだったり。
    "そこに3D使うんかい"
    というツッコミどころ満載の映像でした。かわいいなこの人達。

  • 生演奏!?
    テクノバンドだから、ほとんど打ち込みだろうなー
    いつも4人共ノートPCを開いてごにょごにょやっているイメージだしなー
    と思っていたのですが。。。

    左端のラルフ・ヒュッターはキーボードを弾いて歌ってノリノリだし、その他3人のメンバーも静かながらつまみを結構忙しそうにいじっていました。
    弾いているふりかな?と思ったのですが、ラルフの手元をよく見ると、かなり目立つリフをガンガン弾いていました。
    おおーライブだ!と胸が熱くなりました。

    かといって曲がぎこちなくなるわけでもなく、とてもバランスの取れた生演奏っぷりでした。
    最後に1人ずつステージから去るときも、1人ずつアドリブをしてから消えていくという、かなり意外な展開でした。
    Kraftwerkがアドリブ。絶対にライブ前には想像できませんでした。。。

  • コンサートホールの本気の重低音
    オーチャードホールはきっと相当音良いだろうな、とは予想していたのですが、本当にその通りでした。
    椅子が震えるほどの重低音でした。音源とは違った迫力があります。
    特にダークな曲にはとてもハマっていましたね。

    そんな迫力ある音を、迫力のない3D映像と一緒に楽しめる、大変貴重な機会でした。
    (褒め言葉)

  • グッズかわいい
    事前に発表された販売グッズがかわいくて、グッズ販売は長蛇の列でした。
    グッズ画像はこちらです。どれもシンプルで良いですよね。


    グッズ販売開始は17時からでした。私は1時間前の16時に着きましたが、すでに60人ほど並んでいました。
    販売開始からも1時間ほどかかり、トータル2時間ほど並んでTシャツ2枚(白Tとロボット黒T)を手に入れました。
    並んだ甲斐あって、私が選ぶときにはほとんどのグッズが残っていましたが、サコッシュは私より前に売り切れていて、かなり激戦だったようです。

まとめ

感想で何回"かわいい"って書いたんだろう。

真面目なのか真面目じゃないのか。
なんだかシュールでかわいいグループだな、と改めて思いました。

圧倒されるような体験!という感想もtwitterでは見られましたが、私は
"ああ、テクノの神様、意外と(やっぱり)抜けててかわいいな"
という感想の方が強かったです。
そんなちょっとぎこちないKraftwerk、このライブを観て更に好きになりました。


Kraftwerkの3Dコンサート音源"3-D The Catalogue"はこちら。


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では!

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