東京4/16~19、大阪4/22の合計5日間の公演でした。
私がクラフトワークを観るのは、2014年のソニマニ以来2回目でした。
あのときも3Dメガネが配られましたが、今回はどう変わるのかな…?変わらないのかな…?と楽しみにしていました。
何より、本サイトの名前"Musique Non Stop"は、何を隠そうクラフトワークの曲名から頂戴しているのです…!
これは観ないわけにはいかない、となんとかチケットを取りました。
そんなクラフトワークのライブについてレポート・感想を書きます。
チケット争奪戦
新聞やら街中やらTwitter広告やら、色々なところで今回の公演の宣伝がされていました。宣伝が大々的だった効果なのか、発売開始後は数分でチケットが売り切れていました。
しかし、なぜか公演2週間前くらいにローチケで一瞬チケットが復活したのです。
運良くそのときローチケをチェックしていたので、無事チケットを手に入れることができました。
この現象は"ローチケの放流"と呼ばれているそうで、キャンセル分や開放席分が突如現れることがあるそうです。
皆さんもチケットがなくて嘆いているときは、ローチケをこまめにチェックすると良いと思います。
会場の様子
会場は渋谷から徒歩10分ほどにある、Bunkamuraオーチャードホール。普段はクラシックのコンサートによく使われるようで、入り口からして格式高い雰囲気がありました。
入場するとすぐに3Dメガネをスタッフに手渡されます。
格式高い会場の雰囲気と、3Dメガネという、なかなか起こらないであろうコンビネーション。
3Dメガネのケースには、ちゃんと参加した公演日が印刷されています。
今回はS席(13000円)とA席(12000円)の販売がありました。
私はA席を購入したところ、オーチャードホール2階の1番後ろの席でした。
武道館などでよくある硬い椅子でなく、ふかふかの椅子です。
最後尾なので後ろもいなくて、ゆったり背をもたれることができました。映画館に来たような気分になります。
セットリスト
- Numbers / Computer World
- It's More Fun to Compute / Home Computer
- Computer Love
- The Man-Machine
- Spacelab
- The Model
- Neon Lights
- Autobahn
- Geiger Counter / Radioactivity
- Electric Café
- Tour de France / Prologue / Étape 1 / Chrono / Étape 2v
- Trans-Europe Express / Metal on Metal / Abzug
アンコール - The Robots
- Pocket Calculator / Dentaku
- Aéro Dynamik
- Planet of Visions
- Boing Boom Tschak / Techno Pop / Music Non Stop
感想
- 3Dの使い方が地味でかわいい
2014年のソニマニで観たときと同じ映像も多かったです。
3Dというと壮大で迫力のある映像をイメージする方も多いと思いますが、彼等はそんな使い方はしません。
微妙に浮き出てる?あ、ちょっと立体感あるね、くらいの使い方がほとんどでした。
一番面白かったのは、Computer WorldでデスクトップPC(古い型)が浮き出る演出。
こんなやつです。
"えっ…地味……シュール……笑"
となりました。
電卓のボタンが微妙に立体的だったり、車が走るだけだったり。
"そこに3D使うんかい"
というツッコミどころ満載の映像でした。かわいいなこの人達。
- 生演奏!?
テクノバンドだから、ほとんど打ち込みだろうなー
いつも4人共ノートPCを開いてごにょごにょやっているイメージだしなー
と思っていたのですが。。。
左端のラルフ・ヒュッターはキーボードを弾いて歌ってノリノリだし、その他3人のメンバーも静かながらつまみを結構忙しそうにいじっていました。
弾いているふりかな?と思ったのですが、ラルフの手元をよく見ると、かなり目立つリフをガンガン弾いていました。
おおーライブだ!と胸が熱くなりました。
かといって曲がぎこちなくなるわけでもなく、とてもバランスの取れた生演奏っぷりでした。
最後に1人ずつステージから去るときも、1人ずつアドリブをしてから消えていくという、かなり意外な展開でした。
Kraftwerkがアドリブ。絶対にライブ前には想像できませんでした。。。
- コンサートホールの本気の重低音
オーチャードホールはきっと相当音良いだろうな、とは予想していたのですが、本当にその通りでした。
椅子が震えるほどの重低音でした。音源とは違った迫力があります。
特にダークな曲にはとてもハマっていましたね。
そんな迫力ある音を、迫力のない3D映像と一緒に楽しめる、大変貴重な機会でした。
(褒め言葉)
- グッズかわいい
事前に発表された販売グッズがかわいくて、グッズ販売は長蛇の列でした。
グッズ画像はこちらです。どれもシンプルで良いですよね。
グッズ販売開始は17時からでした。私は1時間前の16時に着きましたが、すでに60人ほど並んでいました。
販売開始からも1時間ほどかかり、トータル2時間ほど並んでTシャツ2枚(白Tとロボット黒T)を手に入れました。
並んだ甲斐あって、私が選ぶときにはほとんどのグッズが残っていましたが、サコッシュは私より前に売り切れていて、かなり激戦だったようです。
まとめ
感想で何回"かわいい"って書いたんだろう。真面目なのか真面目じゃないのか。
なんだかシュールでかわいいグループだな、と改めて思いました。
圧倒されるような体験!という感想もtwitterでは見られましたが、私は
"ああ、テクノの神様、意外と(やっぱり)抜けててかわいいな"
という感想の方が強かったです。
そんなちょっとぎこちないKraftwerk、このライブを観て更に好きになりました。
Kraftwerkの3Dコンサート音源"3-D The Catalogue
Amazon Music Unlimitedの30日間無料体験に加入すると、無料でこのアルバムを聴けます。
では!
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