歌詞和訳|Depeche Mode - Walking In My Shoes


イングランド出身のバンド、Depeche Mode(デペッシュ・モード)。
8thアルバム"Songs of Faith & Devotion"(1993年)から、2曲目"Walking In My Shoes"の歌詞を和訳します。

"Walking in My Shoes"というのは英語の慣用句です。
直訳すると"俺/私の靴を履いて歩いてみて"ですが、それが転じて"俺/私の立場に立ってみて"という意味を持ちます。
この曲の歌詞では、直訳の靴で歩くというニュアンスも活かされています。

別途和訳した"World in My Eyes"も同様の歌詞でした。

この頃ボーカルのデイヴ・ガーンが、人に伝えきれない苦しみを抱えていたことがよく伝わってきます。



I would tell you about the things they put me through
The pain I've been subjected to
But the Lord himself would blush
The countless feasts laid at my feet
Forbidden fruits for me to eat
But I think your pulse would start to rush
俺が経験してきたことを君に話すよ
俺が受けてきた痛みについて
神様は赤面するだろうけどね
俺の足元に横たわる数え切れないごちそう
俺には食べられない禁断の果実
でも君の脈拍は早くなると思うよ

Now I'm not looking for absolution
Forgiveness for the things I do
But before you come to any conclusions
Try walking in my shoes
Try walking in my shoes
今、俺は許しを請いているわけじゃない
俺がやったことへの許しを
でも君が何かしらの結論に至る前に、
俺の立場に立ってみろよ
俺の立場に立ってみろよ

You'll stumble in my footsteps
Keep the same appointments I kept
If you try walking in my shoes
If you try walking in my shoes
君は俺の足跡を踏んでつまづくだろう
俺が守ってきた約束と同じことを守るだろう
もし君が俺の立場に立ったら
もし君が俺の立場に立ったら

Morality would frown upon
Decency look down upon
The scapegoat fate's made of me
But I promise now, my judge and jurors
My intentions couldn't have been purer
My case is easy to see
道徳性は眉をひそめるだろう
品性は見下してくるだろう
身代わりの運命は俺にかかっている
でも俺は今誓う、審判にも陪審員にも
俺の意図がこんなにも純粋だったことはない
俺の場合はわかりやすいだろう

I'm not looking for a clearer conscience
Peace of mind after what I've been through
And before we talk of any repentance
Try walking in my shoes
Try walking in my shoes
俺はわかりやすい良心を探しているわけじゃない
色々経験してきた後の心の落ち着きを探しているわけじゃない
そして俺たちが後悔を抱えて話す前に、
俺の立場に立ってみろよ
俺の立場に立ってみろよ

You'll stumble in my footsteps
Keep the same appointments I kept
If you try walking in my shoes
If you try walking in my shoes
Try walking in my shoes
君は俺の足跡を踏んでつまづくだろう
俺が守ってきた約束と同じことを守るだろう
もし君が俺の立場に立ったら
もし君が俺の立場に立ったら
俺の立場に立ってみろよ

Now I'm not looking for absolution
Forgiveness for the things I do
But before you come to any conclusions
Try walking in my shoes
Try walking in my shoes
今、俺は許しを請いているわけじゃない
俺がやったことへの許しを
でも君が何かしらの結論に至る前に、
俺の立場に立ってみろよ
俺の立場に立ってみろよ

You'll stumble in my footsteps
Keep the same appointments I kept
If you try walking in my shoes
You'll stumble in my footsteps
Keep the same appointments I kept
If you try walking in my shoes
Try walking in my shoes
If you try walking in my shoes
Try walking in my shoes
君は俺の足跡を踏んでつまづくだろう
俺が守ってきた約束と同じことを守るだろう
もし君が俺の立場に立ったら
君は俺の足跡を踏んでつまづくだろう
俺が守ってきた約束と同じことを守るだろう
もし君が俺の立場に立ったら
俺の立場に立ってみろよ
もし君が俺の立場に立ったら
俺の立場に立ってみろよ


俺は色々失敗や過ちを犯してきた。
だけど、もし俺の立場に立てば、君だって同じ轍を踏んだはずだ。
許しが欲しいわけでも、安心が欲しいわけでもない。
決めつけたり後悔する前に、ただ俺の立場に立ってみてくれ。

そんな歌詞です。

Depeche Modeはこの頃人気絶頂期でしたが、同時にメンバーのドラッグ依存症などの問題などを抱えていました。
人気の一方で、バンド内部はボロボロだったそうです。
多忙な中で善悪の区別も曖昧になり、周りから騙されたりもして、このような歌詞に至ったのではないかと想像します。

それほどまでに追い詰められていたことを思うと悲しくなりますが、現在はドラッグも断ち切り、健康的に活動しているので何よりです。
人気アーティストのメンタルケアは大きな課題だと度々思います。
人間は、異常な人気に耐えられるようにはできていないのかも知れません。

"Walking In My Shoes"収録の8thアルバム"Songs of Faith & Devotion"はこちら。

Depeche Mode
1993年3月22日リリース

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では!

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