歌詞和訳|The 1975 - The Birthday Party


イギリス・マンチェスター出身のバンド、The 1975。
4thアルバム"Notes On A Conditional Form"(2020年5月22日リリース)から、6曲目"The Birthday Party"の歌詞を和訳します。


曲の解説

リラックスできるヒーリング・ミュージックのような曲調で、The 1975の新境地です。
毎回アルバム冒頭にインスト調の短い曲が収録されていますが、それをきちんと仕上げた曲のような印象も受けます。

MVがぶっ飛んでいます。わざとチープなCG仕立てで、奇妙すぎて夢に出そうです。
スマホを預けて入り込んだ、仮想のエデンの園のような場所で、ボーカルのマシュー・ヒーリーのアバターがうろうろしている設定です。

crying cat, Earth-chan, Sam Mansonなどのインターネット上で有名なキャラクター、いわゆるInternet Meme(インターネット・ミーム)も沢山登場しています。終盤ではMemeがみんなで手を繋いでいて、思わず笑ってしまいます。

歌詞もなかなかぶっ飛んでいます。夢の中で考える取り留めもないことを言語化したような歌詞です。
解釈次第ですが、MVのようにオンライン上の人間関係を歌っているようにも思えます。

歌詞和訳

Hello, there's a place I've been going
There's a place I've been going
Now I'm clean, it would seem
Let's go somewhere I'll be seen
As sad as it seems
I seen Greg and he was like
"I seen your friends at the birthday party
They were kinda fucked up before it even started
They were gonna go to the Pinegrove show
They didn't know about all the weird stuff
So they just left it" (So they just left it)
I was wasted (I was wasted)
And cold, minding my business
やあ、俺がいつも行っていた場所があるんだ
俺がいつも行っていた場所があるんだ
今俺はクリーンだよ、そのうち分かるだろう
どこかに行こう、俺が
見た目通り悲しそうに見える場所に
グレッグに会った、彼はこんな風に言った
"誕生日パーティーで君の友人たちに会ったよ
始まる前から、もう奴らはめちゃくちゃだった
奴らはその後パイングローブってバンドのライブに行った
パイングローブがあんな奇妙な感じだって知らなかったから、
奴らは結局ライブから立ち去った"
俺は酔っ払い過ぎた
そして寒い、自分のことだけを気にしている

Then I seen the girls and they were all like
"Do you wanna come and get fucked up?"
Listen, I got myself a missus, so there can't be any kissing
"No, don't be a fridge, you better wise up, kid
It's all Adderall now, it doesn't make you wanna do it"
そして俺は女の子たちに会った、彼女たちは皆こんな風に言った
"こっちに来て私達にヤられたい?"
聞いてくれ、俺には彼女ができたんだ、だからキスすらできない
"いや、冷蔵庫みたいに冷たくならないで欲しいんだけど、気付いた方がいいよ、おこちゃま
アデロールって薬を飲んでいるんだ、そのせいでしたい気分になれないんだよ"

"This ain't going well", I thought that I was stuck in Hell
In a boring conversation with a girl called Mel
About her friend in Cincinnati called Matty as well
You pulled away when I went in for the kiss
No, it wasn't a diss
You put the tap on to cover up the sound of your piss
After four years, don't you think I'm over all this?
"That's rich from a man who can't shit in a hotel room
He's gotta share for a bit"
You make a little hobby out of going to the lobby
To get things that they don't have
"これじゃ上手くいかないだろう"、地獄にはまったと俺は思った
メルって名前の女の子との退屈な会話の中で
シンシナティにいる彼女の友達の話、そいつもMattyって名前らしい
俺がキスのために入ったとき、君は引き離したよね
いや、君をディスった訳じゃない
おしっこの音を隠すために、君は盗聴器を付けた
4年後には、俺は完璧にこのことを乗り越えているはずだろう?
"ホテルの部屋でうんこができない男なんて馬鹿げてる
ちょっとくらいシェアしなきゃ"
君はロビーに向かって行って、ささやかに楽しむ
彼らが持っていないものを手に入れるために

Does it go through ya when I'm talking to ya?
You know that I could sue ya if we're married
And you fuck up again
Impress myself with stealth and bad health
And my wealth and progressive causes
Drink your kombucha and buy an Ed Ruscha
Surely, it's a print 'cause I'm not made of it
Look, the fucking state of it
I came pretty late to it
We can still be mates 'cause it's only a picture
俺が話しているとき、君にはちゃんと届いているのか?
もし俺たちが結婚したら、俺は君を訴えることができるんだ
そして君はまためちゃくちゃにする
こそこそしたやり方と不健康さに感心するよ
俺の財産と革新的な理由付けにも感心する
昆布茶を飲んで、エド・ルシェのアートを買いな
確実に、それはただの印刷だ、だって俺はそれでできていないから
見ろ、あのひどい状態を
俺が来るのが遅すぎたな
俺たちはまだ友達でいられる、だってこれはただの絵だから

All your friends in one place
Oh, we're a scene, whatever that means
I depend on my friends to stay clean
As sad as it seems
As sad as it seems
As sad as it seems
君の友人たちが同じ場所に集まっている
ああ、俺たちは映画のワンシーンみたいだ、それがどういう理由であれ
クリーンでいるために、俺は友人たちに頼っている
見た目通り悲しいんだ
見た目通り悲しいんだ
見た目通り悲しいんだ

歌詞の解説

The 1975は文学的な歌詞が多いですが、この曲はその最たる例です。ボーカルのマシュー・ヒーリーの語彙力にはいつも驚かされます。

解説は非常に難しいのですが、わかることを少し挙げてみます。
  • ドラッグからクリーンになった。友人に助けてもらってクリーンでい続けている、でも見て分かる通り悲しい気持ちだ
  • 始まる前からめちゃくちゃな誕生日パーティーがあった
  • 盗聴器を付けた上、"ホテルでトイレ(大)ができない男はかっこ悪い"と言う、やや陰湿な感じの女の子と話した

。。。あまり難しく考えず、ぶっ飛んだMVと歌詞をそのまま楽しむのが一番良いでしょう。

購入

"The Birthday Party"収録の4thアルバム"Notes On A Conditional Form"(2020年5月22日リリース)はこちら。

The 1975
2020年5月22日リリース

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