歌詞和訳｜The Strokes - At The Door

アメリカ・ニューヨーク出身のバンド、The Strokes。
2020年4月10日リリースの6thアルバム"The New Abnormal"から、6曲目"At The Door"の歌詞を和訳します。

曲の解説

エレキギターとボーカルのみのシンプルな構成の曲です。
潔すぎるシンプルさで、この曲をリリースするのは結構勇気が必要だったのではないでしょうか。
不動のキャリアを築いてもなお、実験心を忘れない姿勢が伝わってきます。

実に7年ぶりの6thアルバムに収録されます。待ち侘びたファンも多いことでしょう。

歌詞和訳

I can't escape it
I'm never gonna make it out of this in time
I guess that's just fine
I'm not there quite yet
My thoughts, such a mess
Like a little boy
What you runnin' for?

俺はそれから逃れられない
とても時間内にここから脱出できそうにない
きっとそれでも大丈夫
まだそこにたどり着けていないけど、もうすぐだ
俺の思考は、そんな風にグチャグチャ
小さい男の子みたいに
何のために走っているんだ？

Arrive at the door
Anyone home?
Have I lost it all?

ドアの前に着く
誰か家にいるか？
俺は全てを失ったのか？

Struck me like a chord
I'm an ugly boy
Holdin' out the night
Lonely after light
You begged me not to go
Sinkin' like a stone
Use me like an oar
To get yourself to shore

強い衝撃を受けた
俺は醜い男の子
夜を差し出している
明るい時間のあとは孤独だ
君は俺に、行かないでとせがんだ
石みたいに沈んでいく
俺を船のオールみたいに使えよ、
君が岸にたどり着けるように

A bang at the door
Anyone home?
That's just what they do
Right in front of you
Like a cannonball
Slammin' through your wall
In their face, I saw
What they're fightin' for

ドアに響く銃声
誰か家にいるか？
それが奴らのやり方
君の真ん前で
砲弾みたいに
君の家の壁をバタンと響かせる
俺は見た、彼らの顔には、
何と戦っているのかが描いてあった

I can't escape it
I'm never gonna make it to the end, I guess

俺はそれから逃れられない
とても成し遂げられそうにない、多分

Struck me like a chord
I'm an ugly boy
Holdin' out the night
Lonely after light
Bangin' on the door
I don't wanna know
Sinkin' like a stone
So use me like an oar

強い衝撃を受けた
俺は醜い男の子
夜を差し出している
明るい時間のあとは孤独だ
ドアに響く銃声
知りたくない
石みたいに沈んでいく
だから俺を船のオールみたいに使えよ

Hard to fight what I can't see
Not tryna build no dynasty
I can't see beyond this wall
But we lost this game
So many times before

見えないものと戦うのは難しい
王家のない世界を築こうとしている訳じゃない
この壁の向こう側は見えない
でも俺たちはこのゲームに負けたんだ、
今までに何回も

I been on a cold road
I'll be waiting, yeah
I'll be waiting from the other side
Waiting for the time to rise
I been on a cold road
I'll be waiting, yeah
I'll be waiting from the other side
Waiting for the time to rise

俺は冷たい道の上にいる
俺は待ち続けるよ、ああ
逆側から俺は待ち続ける
立ち上がるそのときを待っている
俺は冷たい道の上にいる
俺は待ち続けるよ、ああ
逆側から俺は待ち続ける
立ち上がるそのときを待っている

歌詞の解説

今までの負けを認めつつも、立ち上がるときを待っているようです。
どことなくThe Strokesのキャリアに通ずるものがあるかも知れません。もちろん彼らは全く負けていないのですが、実験的ゆえにThe Strokes的王道シンプルロックの座を他のバンドに取られてしまった感じがあります。

7年ぶりの6thアルバムが、彼らの会心の一撃になると良いですね。

購入

"At The Door"収録の6thアルバム"The New Abnormal"はこちら。


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