洋楽好きが選ぶ!2018年の洋楽年間ベストアルバム

師走になりましたね。
今年も洋楽の年間ベストアルバムを発表したいと思います。

。。。"今年も"と言いつつ、前に年間ベストアルバムについて書いたのは、5年前の2013年でした。しかも、ただ感想を書き連ねている、ベストの発表ですら無い記事です。笑

今年はちゃんとまとめますよ!

私が聴いた2018年発売の洋楽アルバムは、以下の11枚です。(アーティスト名順)
では、この中からベスト5ランキングを発表します!
あくまで私個人の選定・感想ですので、ご了承下さい。

もったいぶるのが嫌いなので、1位から順に発表します。笑


1位 The 1975 "A Brief Inquiry Into Online Relationships"

栄誉ある1位は、The 1975の3rdアルバムです!
邦題は"ネット上の人間関係についての簡単な調査"。

Radioheadの名盤"OK Computer"を彷彿とさせる構成になっています。
途中で"Fitter Happier"のような話し言葉の楽曲が挟まれているところで、"OK Computer"の影響を確信しました。

"2010年代のバンドは俺達だ"という発言をボーカルのマシュー・ヒーリーがしていたそうですが、まさにその覚悟を感じるアルバムです。
Radioheadが90年代を象徴したように、2010年代の代表バンドとしてThe 1975は名を刻むだろうな、とこのアルバムを聴いて思いました。

今までの1st, 2ndアルバムも良かったのですが、今作よりは散漫な印象がありました。
今回の3rdは、アルバムを通して1つの作品、という世界観があって、この先もずっと聴けそうな仕上がりです。
先行リリースされていたシングル曲達も、単体で聴くより、アルバムで通して聴く方がずっとよく聴こえました。

アルバムで音楽を聴く醍醐味・楽しさを思い出させてくれた、傑作です。

2位 Chvrches "Love Is Dead"

2位はChvrchesです!

彼らの良さは、音楽性が全くぶれないところ。
1stは傑作だったのに、"なにか変えなくちゃ"と焦って2nd以降のアルバムがコケる。。。というバンドは多いですよね。
それはそれで良い挑戦なのですが、あまりにも1stが良いと"変わらなくて良いから、こういう曲をもっと聴きたいなー"と聴く側は思ったりするわけです。

そんな"変わらないクオリティ"を体現しているのがChvrchesだと思います。
今作も1曲目からガッツリ心を掴んで、気持ちの良いエレクトロポップをアルバム通して聴かせてくれます。

楽曲の良さは維持・発展させつつ、ステージパフォーマンスと歌唱力がどんどん向上していて、もう無敵ですね。
次のアルバムも、きっと安定のクオリティで私達を楽しませてくれるでしょう。楽しみです。

3位 MGMT "Little Dark Age"

3位は個人的に大好きなバンド、MGMTの4thアルバムです。

収録曲の"Me and Michael"が、懐かしくてセンチメンタルなポップで、とても好きです。
リリース直後は延々とYoutubeで聴いていました。
MVも相変わらずひねくれていて、サイケデリックで良いですよね。

1~4曲目の流れは、彼ら特有のひねくれた浮遊感にふんわり浸れて、たまらなく好きです。
しかし、後半はちょっとパンチが足りないかな?という気がしました。

とは言え、やはりMGMTの浮遊感は唯一無二。
これからも彼らを追い続けよう、と改めて思えるアルバムでした。
今までよりわかりやすくまとまっているので、MGMTを知らない人にもおすすめしやすいアルバムです。

4位 Superorganism "Superorganism"

4位はSuperorganismの1stアルバム、つまりデビューアルバムです!

Superorganismは、日本出身のOronoがボーカルを務める多国籍バンド。
曲の奇抜さもそうですが、Oronoさんの気だるいボーカルと佇まいも話題です。

このアルバムを聴いたとき、"久しぶりに新しい音を聴いたな"と思いました。

正直、Youtubeで彼らの音源を初めて聴いたときは、"無理に奇をてらっている系かなー"と思っていました。
しかし、1stアルバムで通して楽曲を聴くと、どことなく筋の通った音楽性を感じるのです。
筋の通った奇抜さ、筋の通った気だるさ。

Gorillazの1stアルバムを聴いたときに近い感触かも知れません。
聴いていて楽しいし、奇妙なのに、どことなくリラックスできる。

そんな貴重な脱力系アルバムに久しぶりに出会えて、楽しかったです。

5位 Janelle Monáe "Dirty Computer"

5位はジャネール・モネイの3rdアルバムです!

様々な海外サイトの年間ベストアルバムでも、このアルバムは名前がよく挙がっています。
実は彼女をあまり知らなかったのですが、Amazon Music Unlimitedにあったので聴いてみたら"良いじゃないか。。。!"となりました。

彼女の楽曲は、どれも新鮮で癖があります。
リズミカルなエレクトロ・ポップ?でもそんなにポップでもなく、ファンク寄りというか、R&Bというか。。。ジャンルで表せない音楽です。
強いて言えば、プリンスやマイケル・ジャクソンが近いかも知れません。

そして、歌詞ではセクシャリティを非常に率直に歌っていて、ある意味過激。
何曲か歌詞を和訳しましたが、なんだかヒヤヒヤしました。笑

好き嫌いは分かれそうな音楽ですが、私は好きです。

"最近ロックもポップも飽きてきたなー"という方は、ぜひ聴いてみて下さい。
新しい音楽体験ができますよ。

まとめ

最後の駆け込み(11月30日)で、The 1975が傑作アルバム"A Brief Inquiry Into Online Relationships"をリリースした年でしたね。
このアルバムを聴いて、ノスタルジックに平成というインターネット時代を振り返りながら、年を越せそうです。

Amazon Music Unlimitedで、今回ご紹介したアルバムのほとんどを聴けますので、よろしければ試してみて下さい。


皆さん、2018年は音楽生活を楽しめましたか?
個人的には、フジロックも現地で満喫して、9個単独ライブにも行けて、とても良い年でした。

他におすすめアルバムや、語りたい2018年の音楽ネタ等ありましたら、ぜひコメントやtwitterで教えてください。お話しましょう :)
それでは皆様、良いお年を!

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